かげろう日誌。

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「私が好きなアニメを見れなくなった理由」の一連の騒動を受けて

ここ数日インターネット上では「私が好きなアニメを見れなくなった理由」という漫画とそれをめぐった談義で盛り上がっています。

簡単にまとめると、「自分の好きな作品を他の人にけなされたことでその作品を純粋に楽しむことができなくなった」というものです。著者の主張としては人の価値観を破壊するような批判はやめてほしいというあたりでしょうか。(この騒動の詳細については以下まとめを参照してください)

togetter.com

 

こうした話を受け、他人の好みを踏みにじるような行為は許せないという声や、批判そのものがいけないわけじゃないといった擁護まで様々な意見が飛び交っているようです。

私はこの漫画や一連の話を読んで、非常に難しい問題であると感じました。人間の価値観は多種多様ですから、賛同も批判も善悪とは関係なく存在してよいものだと思います。面白いと感じる人もいれば、そう感じない人もいるわけで、それぞれに理由があることと思います。意見を持ったりそれを表明したりすることは個人の自由であるはずです。度を越したものでなければ賛否どちらの意見を表明するのも自由だと私は思います。

度を越すというのは、たとえば賛成側であれば興味のない相手に対してしつこく賛同を求めようとする行為だったり、批判側であればこの漫画のように相手の意見を徹底的に踏み潰すような行為です。

私は以前、とある作品の感想を今回のようにつらつら書いたことがあります。作品をこき下ろす意図はなかったのですが、"この表現はいまいちだ"などと書いていたために「(批判するぐらい)嫌なら見なきゃいいのに不愉快だ」などといった批判を受けたことがあります。青天の霹靂でした。この指摘は意味正しくも思いますし、間違っているようにも思います。私はこうした価値観の衝突が起きた際、どちらが優先されるかはわかりません。ただ、私もそうした批判を受けたことで同じ作品を見返すことはなくなりましたし、タイトルを思い出すだけで気分が悪くなるようになりました。

私の意見というのは結局のところ、「他者の意見も尊重したほうが良い」という言葉に集約できますね。