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かげろう日誌。

日常生活や感想、LoLをはじめ趣味などについて細々と書いています。

ソーシャルゲームとグラブルの炎上について考える

考察

ソーシャルゲームという言葉を耳にしたことのある人は少なくないかと思います。たとえ言葉を知らなかったとしても、パズル&ドラゴンズ(パズドラ)やモンスターストライク(モンスト)、最近では紅白歌合戦にも出演したラブライブ!といったサービス名を聞けば、どういったものかイメージできる方は多いのではないでしょうか。そんなソーシャルゲームのひとつに、タイトルにもあるグランブルーファンタジー(グラブル)があります。周りでもプレイしている人の多い人気タイトルです。どうやら現在、このグラブルが炎上しているらしいですね。

私自身はソーシャルゲームという単語はよく耳にするのに対し、実際にはほとんどプレイしたことがないためいまいちよくわかっていませんでした。今回ちょうど良い機会ですので、ソーシャルゲームそのものから今回のグラブル炎上騒動まで簡単に調べてみることにしました。

 

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ソーシャルゲームって何?

ソーシャルゲームとは本来の定義上ではSNSを介して提供されるゲームサービスを指しており、ゲーム専用機等を介さずにWebブラウザで遊ぶことができ、短時間で遊べるものが多いというのが特徴であるそうです。

この定義によればスマートフォン向けのゲームというだけではソーシャルゲームではないと言えます。しかしスマートフォン向けのゲームもソーシャルゲームの一種である、という認識は私を含め持たれているようです。

ソーシャルゲームにまつわる歴史や逸話等はWikipediaで詳しく述べられているので、参考までにリンクを掲載しておきます。

ソーシャルゲーム - Wikipedia

 

ソーシャルゲームの面白さ

先ほども述べましたが、ソーシャルゲームの多くは手軽に短い時間でも遊べるという部分が大きな特徴であると私は考えます。どのタイトルであったにしても共通しているのが、ちょっと遊ぶ時間でも課題(ゲーム内における指令:クエストとも呼ばれる)をクリアできたり、その報酬としてより魅力的なゲーム内アイテムが手に入ったりすることで、ゲームの爽快感や達成感、収集欲等が程よく満たされるという部分でしょう。

共通していないのはゲームシステム(パズルなのか、クイズなのか、アクションなのか…)とアイテムの絵柄といったあたりでしょうか。従って類似するテーマを用いたゲームについてはほとんど中身が一緒で絵や名称だけが違う…なんてこともありえるわけですね。

 

ソーシャルゲームにかかるコスト

ではこうした楽しいゲームを遊ぶにはいくらほどかかるのでしょうか。実はソーシャルゲームの多くは基本プレイ無料という形式を採用しており、ゲーム本体のダウンロードやプレイにはお金は一切かかりません(除通信費)。従ってゲームプレイにかかるコストという点で言えば「ゼロ円」ということになります。ゲームはソフトを買って遊ぶもの、という時代は変化しつつあるようです。

しかし当然それでは運営側は干上がってしまいます。先ほど「基本プレイ無料」という表現をしましたが、ここに集金のカラクリがあります。

「基本プレイ」というのは、ゲームを起動して一通り遊ぶことができるということを指します。実際にはゲームを進めていくごとに敵の強さや難易度等もグングン上昇していき、いずれはクリアがほぼ不可能となってしまいます。クリアするためにはレアリティ(入手難易度)の高い、強力なアイテムが必要不可欠です。「基本プレイ無料」とはあくまで最低限プレイはできる、という意味であり、快適にプレイをしたり、期間限定イベント等をクリアできることを保障するものではない、というわけですね。

強力なアイテムは「ガチャ」と呼ばれる、いわゆるくじ引きのようなシステムを使って入手することができます。もちろんくじ引きですから、必ずしも目当ての強力なアイテムが当たるとは限りません。くじ引きはたまに開催されるイベント等で、無料で何回か引かせてくれることもありますが、多くの場合はそれで目当てのものが出ないので、お金を使ってくじ引きをする…ということになるでしょう。

もう数年前になりますが、あるソーシャルゲームに熱中した子供が親のクレジットカードを使ってくじ引きを大量に行ってしまったことが問題視されました。1回数百円程度でまわせて、また現金を介さない電子取引であるという性質、ワンタッチで決算可能などといった特性から、つい使いすぎてしまいやすいのです。しかしこれは必ずしもデメリットというわけではなく、例えば100円のくじを1回プレイしただけで最高レベルのアイテムを入手できる可能性もあるというくじ特有のギャンブル性も持っています。

 

電子くじと実際のくじ引きは違う

ガチャは実際のくじとは異なり形を伴わないことに留意する必要があるでしょう。たとえばコンビニにある一番くじのようなものであれば、全部買えば確実に全景品を手に入れることができますので、1回500円のくじが100枚入っていたとすれば最悪でも500*100=50000円を注げば必ず手に入れることができます。

一方で電子データに過ぎないガチャは買い占めの概念が存在しないため、極端な話いくら払えば手に入るかがまったくわかりません。そもそも表記されている確率通りで手に入るかも定かではない(ここを疑問視すると問題が破綻してしまいますが)部分もあります。つまりソーシャルゲームにおけるガチャはユーザーが自分の意思で無理ない範囲で利用するという自制心が問われるという特性があります。こうして書いてみるとなんだかいよいよギャンブルチックで少し笑えますね。

また、この問題に関連して「コンプガチャ」問題について触れておきたいと思います。コンプガチャとはコンプリートガチャの略語で、「くじ引きの景品をそろえたら完遂報酬として限定アイテムをプレゼント」するというものです。これがソーシャルゲームにおいて適用するのは景品表示法上NGであるとして様々な物議を醸しました。

詳細については下記リンクのほうで述べられておりますので、ここでは紹介と概要にとどめておきます。早い話が「レアアイテムが欲しいから有料ガチャをする」構図はNGということです。

www.kottolaw.com

 

グランブルーファンタジー炎上問題

さて、ここまで前置きが長くなりましたがタイトルにある大人気ゲーム「グランブルーファンタジー」について触れたいと思います。このゲームが現在提供する限定ガチャで、先述したコンプガチャ景品表示法に抵触する可能性があるとして問題視されています。

この詳細についても詳しく述べているところが多々ありますので、ここでは紹介と概要にとどめたいと思います。

平たく言うと「ガチャで当選率が上がっているとされたアイテムのうち、一部アイテムだけ極端に出現率が低すぎるのではないか」という消費者の声が多方面から上がったということ、そしてこの炎上(インターネット上で非難の的となること)を受けて運営会社が取った対応策が「3000円の有料ガチャのプレイ権利(要別途課金)」というお詫びであったという部分も重なって更に炎上が広がっているようです。

matome.naver.jp

これは先ほど私が述べた電子くじの危険性がそのまま現れたという形です。グランブルーファンタジーでは100万円近く投入しても当選しなかったという報告もあるようですが、これがあくまで確率上の偏りなのか、数値を不当に表示していたことの結果なのか、今後の運営の対応が問われるところです。そしてこの一連の騒動はガチャ集金スタイルで運営される今後のソーシャルゲーム業界全体に対し影響を与えるかもしれません。

 

それでもソーシャルゲームは楽しい

ここまでソーシャルゲームのリスクについて話を進めてきました(ソーシャルゲームについて調べてみるとリスクについて述べている記事ばかりヒットする気もします)が、これだけ広く受け入れられるのはひとえに「楽しいから」だと思います。

私はソーシャルゲームをプレイしたことはありませんが、今回調べていく中で若干興味がわいてきました。せっかくの機会ですので近いうちに何かインストールしてみたいと思います。その際はまた記事に起こします。