かげろう日誌。

日常生活や感想、LoLをはじめ趣味などについて細々と書いています。

大学生活を振り返ります

ようやく卒業論文の執筆ならびに発表が終了し、私の大学生活も終了を待つのみとなりました。私にとって大学とは、「主体的な学びの場」でした。私の配属された研究室の先生のもとで、与えられた課題や問題を解くという高校までの学習の枠から抜け出し、自身で問いを見つけ、考え、解決に向けて深めていく(≒研究)ことを経験し、自身の糧とすることができたように思います。この点は最も進学してよかったと思える部分で、心から感謝しています。

また私とは明らかにタイプの異なる人々との出会いも良い刺激となりました。笑ったり怒ったりしながら、それなりに付き合っていく「大人の付き合い方」を覚えていきました。いわゆる大学生らしい余暇の過ごし方も経験し、大切な友人関係を築けたことも非常に満足していますし、彼らとの交流の中で自分自身がどういう人間かを発見していけたようにも思います。

実は私は一度、大学受験の失敗を経験しています。社会の枠から切り離された身分を経験すると、学生と言うステータスがいかに恵まれたものであるかを本当に痛感できました。ですので大学には目的意識を持って入学しましたし、授業やサークル等への取り組みについても他の人より真剣であったように思います。

私は特別積極的に動くタイプではありませんが、自身と縁のあった物事について真摯に取り組んで来ました。この中で企業との共同研究や、ベンチャー企業からのソフト開発受注等のありがたい機会に恵まれ、専門的で実践的な知識や経験を積むことができました。こうした経験を責任の伴わない学生のうちにすることができたのはとても良かったと思いますし、私の進路決定にも大きく影響を与えるものとなりました。特に開発については全工程を私一人で行ったのですが、自給換算すると500円にもぜんぜん届かないと気づき嘆いたのも今となっては楽しい思い出です。

好きなことを学んで過ごせるというのは何にも勝る幸せでした。学生の時代というのは人生において最も楽しい時期と言う話は本当だったのだと思います。社会人生活も充実したものになるよう取り組んでいきたいです。

LoLの話:初心者におすすめのTopチャンピオン パッチ6.2

今日はLeague of Legends(LoL)のチャンピオンについて、扱いやすいものを中心に紹介したい(パッチ6.2現在)と思います。

今回の記事では私が最近よく行くトップレーンで、初心者でも扱いやすいような仕事内容が比較的シンプルでコスパも高い(安いor別レーンでも使える)、タフ目なチャンピオンについて個人的なオススメを書いてみました。よかったら参考にしてみてください。

 

Topレーンチャンピオンのおすすめ

Garen(ガレン), Trundle(トランドル),Malphite(マルファイト)

トップレーンの担当は一般に、タンク(敵の注意を引き攻撃を引き受ける盾役)やタンキー(タフだけど火力も出る)なチャンピオンが適しています。

特に防具を多く積むチャンプは固い分死ににくいので、防具を積みやすいタンキー、やることが明確で、装備依存度が低い(CS等を落としがちな初心者でもそこそこ仕事ができる)チャンプを3体選びました。

 

・Garen(ガレン)

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この屈強な戦士のチャンプ:ガレンは、自身の足を早くして敵に接近し、密着したまま多段ヒットの回転切りを当てるタンク・ファイターです。このチャンプはマナが存在しないので管理の必要がない分、CSやハラスに全神経を注ぐことができます。値段が450IPと非常に安いのもポイントです。

スキルは短時間自身の足を早くし、次の通常攻撃がサイレンス(スキル使用不能)つきの振り下ろしの斬撃となるもの(Q)と、敵からのダメージを一定時間割合でカットするというもの(W)、ぐるぐると回転しながら剣を振り回し範囲内にいる敵に多段ヒットダメージを与えるというもの(E)です。

Ult(必殺技)は2つ効果があります。1つは指定した敵チャンプの頭上から巨大な剣で突き刺すというもので、相手のHPが減っているほど威力が上昇するというシンプルなものです。もう1つは自分の名前の隣に敵チャンプのアイコンが表示されるようになり、そのチャンプに対する攻撃が防具による軽減のできないTrueダメージになるというものです。こちらは選ばれた相手にしか効果がありませんが、Trueダメージによって武器を積まずともゴリゴリ火力が出るのでビルドを考えるのが大変な初心者でも十分活躍することができます。

パッシブは敵チャンプに殴られずにしばらくするとHPの自動回復が発生するというもので、レベルが上昇するごとにこの効果が段階的に良くなっていきます。最終的には瀕死に追い詰められてもちょっと離れているとあっという間に全回復するようになります。序盤においてもどうしてもハラス負けしやすい初心者にとってうれしいパッシブですね。

弱点はブリンク(瞬間移動)を持たないのでうまく妨害されるとまったく仕事ができなくなるということ、パッシブが非戦闘時の回復能力なのでガチのぶつかり合い時ではスキル1個分若干不利であること、非戦闘状態の維持を妨害してくる持続ダメージや罠を使うチャンプと戦いにくいこと、顔が表示されていない敵に対しては防具メインのビルドだといまいち火力不足になりがちというところです。

 

・Trundle(トランドル)

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この青い鬼:トランドルは、通常攻撃をメインとして戦うタンキー・ファイターです。スキルのほとんどが補助スキルで、通常で殴ることに特化しているのでやることが初心者にも非常にわかりやすいです。敵の防御力を奪うUltを持つおかげで(殴り合ってくれれば)タンク相手でも十分火力を出すことができます。また、CSを取らなくてもHPを回復する手段を持っているのでレーンに長く滞在することもできますし、サポートやジャングルといった別ロール(役割)にもこのチャンプを流用することができます。

スキルは使用すると次の通常攻撃が噛み付きになり、当たるとスローを付与するもの(Q)、氷のフィールドを召喚してその上にいるとトランドルの移動速度と攻撃速度を上昇させるもの(W)、地面から氷の柱を召喚して直撃すると打ち上げ・付近にいるとスローを付与するというもの(E)です。

Ultは対象とした敵の防御力とHPを数秒間かけて自分のものにしてしまい、やがて徐々に元に戻っていくというものです。このスキルのおかげでタンキーなチャンプに打つほどトランドル本人がタフになるという訳のわからないことが発生します。

パッシブは自分から一定範囲内でユニット(ミニオン・チャンプ問わない)が死亡すると、そのユニットの最大HPの数%分、自分が回復するというものです。このパッシブのおかげでハラスで負けたりCSを落としがちな初心者でもHPを比較的高く保つことができます。

弱点はこちらもガレン同様にブリンクを持たないということと、マナの最大量が非常に低くスキルをバンバン打つとあっという間にガス欠してしまうこと、攻撃が通常攻撃オンリーなので通常攻撃に効く妨害をされると仕事ができないこと、敵にタンキーなチャンプがいないとUltの効果が弱くなってしまうということです。また、氷の柱の召喚は場所によっては敵を助ける結果にもなりえる(味方の退路を塞ぐ等)ので注意が必要です。

 

・Malphite(マルファイト)

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この岩のような姿をしたチャンプ:マルファイトは、敵の足を遅くしたり攻撃速度を落としたりといった敵の妨害スキルを多く持つタンクです。特に近接通常攻撃を多用する敵チャンピオンに対して絶大な効果を誇ります。先に紹介した2人と違って魔法ダメージのスキルによる攻撃が中心です。スキルの基本威力が高いので序盤から安定したダメージを出すことができます。また、Ultが高性能ブリンク(瞬間移動)からの広範囲・高威力の打ち上げという非常に強力なものですので、集団戦の練習にはもってこいのチャンプだと思います。この性能を生かしてサポートやジャングルで活躍できますし、火力を追求したビルドにすればミッドでもプレイすることが可能です。

スキルは指定したチャンプに円盤を投げつけてスローとダメージを付与し、敵が遅くなった分自分の足が速くなるというもの(Q)と、自分の物理攻撃力が上昇し通常攻撃が若干範囲攻撃になる(W)もの、地面に拳を打ちつけ自身の周囲にいる敵にダメージと攻撃速度の低下を付与するというもの(E)です。

Ultは指定した位置まで高速移動して周辺の敵を真上に打ち上げるという非常に強力な範囲攻撃です。このUltが複数人に命中すれば、それだけで集団戦に勝てるというポテンシャルを秘めています(外してもめげない)。

パッシブはダメージを受けずにしばらく経つと自動でシールド(追加HP)が補充されるというものです。敵と殴り合いの交換をしても、シールド分優位に立つことができます。

弱点はマナの消費が激しいのに最大マナが低くスキルの無駄うちしているとすぐガス欠してしまうこと、スキルが火力の中心なのでスキルを打ち切った後も殴り合いを挑まれるとジリ貧になること、ガレンと同様に持続攻撃等でシールドの回復を邪魔されると非常に苦しいこと、最初は物理攻撃力アップアイテムをつみにくい関係上CSが若干取りにくいということです。

 

 

ここまで書いてなんですが、よく考えたらLoL-wiki(下記参照)を見ればチャンプもスキル詳細も何も全部乗っているのだから、チャンピオン名と簡単な概要だけまとめればよかったですね…次書くときはそのようにしたいと思います。

loljp-wiki.tk

LoLの話:初心者向けまとめ

前回の記事で書いた、オンラインゲーム「League of Legends」の、最もプレイされているゲームルールであるサモナーズリフトについて初心者向けの情報をいくつかまとめてみたいと思います。基本的なゲームの流れについてはチュートリアル等で体験できると思うので、試合におけるコツにポイントを絞って記載していきます。

私もまだ初めてさほど経っておりませんが、いただいたアドバイスや自分で考えたことを元につらつらと書いてみました。未来のサモナーLoLプレイヤー)の人たちにとって有益な情報となれば幸いです。

 

重要なポイント:お金を稼ぐ

このゲームでとても重要な要素は、お金を稼ぐということです。お金を相手より稼ぐことができれば優れた装備を先んじて手に入れることができ、圧倒的な性能の差で蹂躙することができます。相手が3発殴る分のダメージを自分が1発で与えられれば、棒立ちしていても勝てるというわけです。ではどのようにしてお金を稼ぐのでしょう。

 

・CS(雑魚敵のトドメ)を取る

お金を稼ぐ方法として一番手軽なのがCSです。相手と20CS差もつければ1キル分に相当する300g以上の資金差を作ることができます。ブロンズ~シルバー下位ぐらいであれば、CSをきっちり取ってさえいれば中盤から勝手に勝てるようになります。

CSを取る練習はカスタムゲーム(自分で部屋を立てる模擬戦ルール)がおすすめです。最初は敵チャンピオンは入れないで一人だけの試合を作るとよいでしょう。目安として、大体10分で80CSぐらいを取れるようになればGoodです。慣れてきたら敵チャンピオン(コンピュータ)を入れてもよいですね。

 

・チャンピオンのキル(アシスト)を取る

これもシンプルな方法です。敵を倒しさえすれば300gが無条件で手に入ります。しかも倒された敵はその間の経験値やCSをどんどん失っていくので、結果的には300g以上の差を作ることができます。

アシストとは、味方がキルを取ったときに援護していた人全員に入るボーナスを指します。たとえば全員で一人を殴っていて誰かがとどめを刺したとき、とどめを刺した人以外にもその貢献具合に応じてある程度お金が入ります。殴る以外にも、回復やシールドをつけてあげるといったサポート(アイテムでも可)でもアシストがつきます。

しかしよほど相手がミスをしない限り、普通にプレイしていてレーン戦(序盤)でキルを取るのは難しいでしょう。ジャングラーと呼ばれる、遊撃専門の役割を持った味方に助けてもらうのもひとつの手ですが、やはり事前にある程度相手のHPを削っておくことが不可欠です。そこで、「ハラス」が必要となってきます。

 

・ハラスをする

ハラスとは嫌がらせをするという意味で、つまり相手のチャンピオンを攻撃してHPを削るということです。極端な話、相手のHPを限界まで削ることができれば敵は前に出ることができなくなり、落ち着いて自分のCSを取ることができるようになります。ひょっとしたらキルが生まれるかもしれません。上手にハラスすることができれば圧倒的に経済的有利に立つことができるというわけです。逆に敵にハラスばかりされてしまい、反撃が十分にできていないと非常に苦しい状況に立たされることになります。

CSに慣れてきたら、このハラスを意識したいところですが、どのようにハラスを行えばよいのでしょう。一番シンプルな方法は「敵がCSを取るタイミングに攻撃をする」ことです。特に通常攻撃が遠距離タイプのチャンピオンの場合はこれが基本となります。敵に反撃されず、一方的に攻撃することができます。ここでスキルを合わせて当ててもよいです。

ワンポイントテクニックとして、「通常攻撃が発生した直後にスキル」を使うことで、通常攻撃後のモーションをカットして即座にスキル⇒次の通常攻撃とつなげることができます。こうすることで、最大で3ヒットもの攻撃を一瞬で繰り出すことができます。

ただし通常攻撃を用いたハラスには注意点があります。敵チャンピオンに通常攻撃をしたとき、近くに敵ミニオンがいた場合一斉に自分を攻撃してきます。ですので、攻撃を仕掛けるタイミングとしてはミニオンの数が同じぐらい、あるいはこちらのほうが多い時か、万一反応されてしまってもブッシュ(茂み)の中や味方ミニオンの背中に隠れられるような状態を確保してからにしましょう。ちなみに、スキルによる攻撃はミニオンは反応しません(通常攻撃扱いになるスキルを除く)。

 

稼いだお金を有効に使う:ビルド

ここまでお金の稼ぎ方を述べてきましたが、お金の使い方も重要です。このゲームにおける性能差は「レベル」と「装備」に大変強く依存しています。お互いに同じぐらいの育ち具合(レベル・お金)だったときにものを言うのは操作技術と装備構成です。特に装備構成を「ビルド」と呼びます。

ショップ画面でのオススメアイテムを買うのもいいですが、私は慣れてくるまではプロゲーマーが採用しているビルド構成を真似るのが最もよいと思います。

champion.gg

こちらは海外サイトですが、チャンピオン名で検索すると一番勝率のよい装備構成等が参照できます。アイテムのアイコン等だけ見ればよいので英語がわからなくても利用できると思います。

 

操作技術の向上のために

一人で練習できるCSと実戦で使うハラスや回避を含んだ技術は異なったものです。実戦では自分の性能に関する知識以外にも、敵のキャラクターがどういった性能を持つか(できれば自分の行かないレーンにいる敵味方の構成も)を知っておく必要があります。こればかりは経験しないと身につかないので、マッチングが明らかになった時点でWiki等でぼんやりと調べておき、体で覚えていくことになるかと思います。

私のオススメは待機中にYoutubeで目的のチャンピオンの試合動画を調べることです。これで最低限のコンボ(スキルのつなぎ方)などを映像としてみておくことができます。これは自分の使うキャラについても同様です。いわゆる王道コンボのようなものは大体どのチャンピオンも用意されているので、まずはこうした基本プレイを実戦で使えるように意識してみるとよいかと思います。

まず最大火力を出せるパターンを身に着けることができれば、後はどのタイミングでそれを使うかを学べばよいことになります。また、同じチャンピオンを敵に回した場合でも何をされたら困るかがわかっていると対処も容易となるでしょう。このように柔軟性を身に着けていくことで、操作技術は自ずと向上していくものと思います。

 

League of Legends 日本鯖テストが開始しました

今世界で最もプレイされている(らしい)オンラインゲームのLeague of Legendsの、日本語版のテストがついに開始されました。

League of Legends

このゲームは5vs5で戦う対戦型の基本無料ゲームです。プレイヤーはそれぞれ100体以上もいるキャラクターの中から好きなものを選び、お互いレベル1からスタートして敵キャラクターやモンスターを倒しながらキャラクターを育成し、相手側の陣地を征服するというものです。

最近ではこうした対戦型のネットゲームを「eスポーツ」と呼び、本場アメリカでは何十億ドルもの大金がかかった大会としてTV等でも放送されるほど人気なのだそうです。

このLeague of Legends(通称LoL)はアメリカ、中国、台湾など様々な国でサポートされ、プレイされてきましたが長く日本版は提供されていませんでした。こうしたゲームを遊ぶためには海外のサーバーへアクセスして遊ぶ必要がありました。

これが今回、満を持して日本語版がサポートされることとなり、現在クローズベータテストが実施されています(正式サービスの前のテスト)。

 

簡単にプレイしてみた感想ですが、やはり国外サーバーと比べ圧倒的に操作が軽快です!Pingと呼ばれる、通信にかかる時間の目安となるような数値があるのですが、アメリカサーバーではおよそ190ms程度だったものが、日本サーバーでは10ms程度で遊ぶことができます。これは体感で言うとカクカクのPCからヌルヌル動くPCへ変えたときぐらいの変化があります。

これから日本もeスポーツが流行っていくのかはわかりませんが、今後の成り行きを興味深く見守っていきたいと思います。

 

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卒業論文の締切からこれまでの生活を振り返る

いよいよ卒業論文の締め切りシーズンとなり、私の研究も大詰めを迎えています。私の進捗状況は仮原稿を提出して、添削の結果を待つ段階です。データをいじりバリバリ研究をする段階を超えたので比較的余裕のある時間です。

振り返ってみると、研究が開始してからは研究と遊びに明け暮れた日々でした。途中で指導教員の退職に伴った配属変更もあり、それ以降は学校にもあまり行かず自宅で作業する日々でしたが穏やかで充実していたように思います(まだ終わってはいないのですけども)。

大学生活の序盤(1-2年)は高校生活の延長である、先生から出された課題を解くことで知識や教養を満たすものが中心でした。それ以降については自分で問いを立てて検証するという生活になります。

大学は良くも悪くも自由ですので、遊び倒すのも勉強漬けになることもできます。私や私の周りを見る限り、最低限単位を取れればよいとして適当に流すタイプと、まじめに取組むタイプの2種類の学生がいました。 私はどちらかというと後者で、いわゆる華やかなキャンパスライフとは若干遠いところにいたように思います。

一般に学業成績が低い人ほど適当に流しやすく、高くなるほどまじめな人が多いように思いますが、 学業成績が高くても答えのない問題について問いを立てて考察するタイプの学習が合わない人は少なからず存在します。これは研究者気質のようなものの違いではないかと考えています。しかし社会で声高に求められるコミュニケーション能力は、学生時代に様々な活動に取組んだ人ほど高いので結局のところバランスが大切ということなのだと思います。

そういった意味で私の学生生活は中途半端でした。特別不満に思うことはありませんでしたが、勉強なり遊びなりどちらもやりきってはいないように思います。バランスというのも難しいですね。

この記事の原稿を書いてからしばらく経っているので、もう修正稿が届いています。早速手直しに移りたいと思います。一点懸念があるとすれば、論文の表記確認について共同研究先からまだ連絡がないことですが…おそらく忙しいのだと思い込むようにします。。 

大寒波時代

暖冬と言われていたころがウソのように、酷寒の日が続きますね。今日は寒波のピークとも呼ばれるほど厳しいもので、沖縄ですら降雪があったようです。

私の住む地域も厳しい寒さに見舞われています。幸い路面の凍結程度で、水道管の破裂などの大きなトラブルには直面していません(車を運転する方には厳しいでしょうが)。肌を刺すような冷気にあたると、いよいよ冬到来という感覚を覚えます。

1年でもっとも寒い時期は1-2月であるという話を聞いたことがあります。この話が正しかったとすれば、今が一番冷え込むということでしょう。暑くてたまらない季節もあれば、こういった季節もあるわけでなかなかどうしてうまくいかないものです。

私は寒いのも暑いのも苦手です。私の両親は厳格なタイプの人で、高校生ぐらいまで冷暖房について制限があったため、厳しい寒さや暑さを体験するたび昔を思い出します。ですので私が幼かったころ、冬の冷気を備蓄しておいて夏に開放すればよい(あるいはその逆)なんてことを考えていました。いつかそんな技術が低コストで実現できるようになるのかもしれません。

私は断熱設備のある家で現在生活をしていますが、来年度からは都会に出る関係上設備の整っていない環境で生活することになります。さすがにこの年齢になって冷暖房を我慢することはないと思いますが、必ずしも高い効果が得られるとは限らない以上、かつての私と同じ体験が待っていることと思います。なんだかここまで考えてきて、少し将来に対し不安を覚えてきました。

お弁当の具が少ない

今日は弁当屋さんのお弁当を買ってきました。私がよく利用する店は比較的しっかりしたお弁当が多いので気に入っています。

お弁当に限らず、値段は据え置きのまま商品の質や量が落ちてきているように思います。一時期は増税とか、原油高に伴う材料費の高騰などが理由として挙げられていましたが原油の値段が落ちた今もなお改善されたという話は聞きません。原油価格の変動と円安が打ち消しあっているということなのでしょうか。

さて、私が利用しているお弁当についても容器が小さくなっていました。これは量が減ったことを意味していますが、(私は元々小食なタイプというのもあるでしょうが)むしろ容器が小さくなったことで密度が高くなり何だか少しうれしくなりました。

店や商品によっては大きな器の面積を隠すように薄く引き伸ばしたり、器そのものを上げ底などにして誤魔化すところも少なくないように思います。学食の定食についてくる付けあわせの野菜はフライドポテトになり、味噌汁の豆腐は豆粒程度の麩(ふ)に変更されました。以前の様子を知っているだけに、こうした露骨なごまかしをされると何だかこの国そのものが貧しくなっているような寂しさを覚えます。むしろ実際に貧しくなっているのだと思います。貧しい中でも具なしにはならないよう工夫した結果が今なのでしょう。

現在廃棄食品の転売が話題になっていますが、こうした商売が成り立つのは怪しくても1円でも安く手に入れたい層が買い支えているからでしょう。もちろん廃棄品を横流しすることは看過できない問題ではありますが、いわゆる闇市・闇食品の問題は貧困、社会問題へとつながるもので一概に論じられるものではないはずです。

問題の即時改善が難しいということは、我々の今の生活(経済的に余裕が少なく、品質の保証に乏しい商品しか選択の余地がない)は当面の間変わることはないことを意味しています。社会を変えるのではなく、お金によって質を買うことが最も現実的な改善方法なのかもしれません。品目の多いお弁当を食べるには、お弁当会社を批判するのではなく自身の収入を増やして対応しろということでしょう。

私はこれ以上アルバイトを増やして卒業研究と両立することは難しいので、ジュースをやめて水筒を使うことにしました。節約したお金でおひたしでも買おうと思います。